最近は過去を振り返る事が多いような気がする。それは過去に戻りたいと焦がれるようなものではないし、苦しい思いが蘇ってきてつらくなっている、というわけでもない。
ただ、振り返っている。
あの時の私は出来事に対してこう感じていたのか、そうか、それは苦しかったね。でも今はこんな風に感じられるようになったんだよ。と小さな変化を拾い集めているような、そんな。
ここ何年も、日々気持ちをノートに綴るという事をしている。それが私にとって自分の感情を知るのに一番合っていたから。もう何冊になったかしら。
そのノートを定期的に読み返してみるけれど、今もまだ読むのが苦しいページもある。でも、自分が少しずつ少しずつ変わっていくのを読み進めているのが面白い感覚もある。
人は自分の些細な変化に気付かない時があると思う。あれが自分にとって転機だった、と認識できるぐらいはっきりと変わっていると記憶にも残るだろうけれど。
そうじゃない、長年ゆっくりゆっくり時間をかけて耕され、手入れされ、より豊かな土壌になるような変化もあるのだと思う。
その過程の先で過去を振り返ってみれば今この時が大きく大きく変わっている事に気付くのかもしれない。
そういう変化は、転機というものが鮮明ではなくとも、あ、あの頃から少しずつ変わり始めてたのか、と思える出来事が起こっていたりする。
それって……
おっっもしろいったらありゃしねえなあ!!!!!!!
という意味の分からんテンションで過去を振り返られるようになった私よ、君は変わったよ。
自分にはなにもないと思っていたあの頃の私よ、今もそう思うかい?思わないよね。
頑張ってくれていたんだね、ありがとう。頑張ってくれた過去の私のおかけで今の私がいる。
気づいたら好きになっていた言葉は「足るを知る」。
今や私の座右の銘だ。
私は私。あれがないこれがないって無いものを数えるより、あるものを数える事の方が私は幸せだと思えるようになった。
今目の前にある壁は人によって違う。だから私が何かを言えるような事ではないし、お前に何が分かると思われるかもしれないけれど、
仮に今、物事が動かないようなもどかしさを抱えていたり、自分なんかと卑下していたり、そんなしんどい状態を過ごしているとしても、きっとあなたは強い。大丈夫。
このようなブログに辿り着いてくれたということは、きっとたくさん悩んでたくさん調べて、しんどいけど、でも放り投げず自分を保とうと努めて。
あなたは強い。でも強くい続けなきゃいけないわけじゃないから。休んでほしい。そういう時間も必要だと思うから。
ね。